おなかに赤ちゃんがやってきてくれた喜びも束の間。
ムクムクとわいてくる不安定な気持ちや不安、イライラ。
さらには、これがつわりというものなのか、急に具合が悪くなる…
正体不明のモヤモヤに飲み込まれそう…
こんな気持ちでいたら、おなかの赤ちゃんによくないよ…
幸せなはずなのに、どうしてこんなに不安なの…?
初めて赤ちゃんを迎えるママは、特にこんな気持ちを抱えているかもしれませんね。
かくいうわたしも、そうでした。
この記事では、正体不明のモヤモヤに飲み込まれそうな不安から抜け出し、穏やかなマタニティライフを送るためのヒントを紹介します。
イライラ・モヤモヤ・不安の正体
どうしてこんな気持ちになるの…?
わたしだけなのかな…わたし変なのかな…?
そんな風に、考えなくて大丈夫。
自分自身ではどうにもコントロールできない気持ちとカラダの変化に、多くのマタニティさんが戸惑いを感じています。
このイライラ、モヤモヤ、不安はどこからやってくるのでしょうか。
①おなかの赤ちゃん元気に育ってるかな?
おなかの中の赤ちゃんは、3ヶ月で身長約5cm、4ヶ月で身長約15cm。
日々どんどん成長していきます。
とはいえ、ママがおなかの赤ちゃんの成長を実感できるようになるのは、おなかがふっくらしてきたり、胎動を感じるようになってきてから。
検診以外に、赤ちゃんの状態を知る機会はなかなかないので、「赤ちゃん元気にしてるかな」「大丈夫かな」と、心配になってしまいますね。
16週以降5ヶ月になる頃には、赤ちゃんのとんとんノックや、グルンとなる動きで、徐々に赤ちゃんの成長を実感できるようになります。
赤ちゃんの存在を感じて過ごすことができるようになれば、赤ちゃんの成長への不安も落ちついていきますよ。
②ホルモンバランスの変化によるもの
妊娠を機に、女性のホルモンバランスは大きく変化します。
ちょっと生理前を思い出してみてください。
- やたらとイライラする…
- なんだか落ち込む…
気持ちや体調が不安定になりがち。
この気持ちのアップダウンには、妊娠と出産に欠かせないホルモンの分泌量が関係しています。
妊娠期には、生理の時とは比べものにならないほど、このホルモンが急激に、大量に分泌されるわけです。
- 不安定になる
- 涙もろくなる
- どうしてかわからないけれど悲しくなる…etc
のも、うなずけますね。
③ライフステージが変わることへの不安
妊娠・出産は、女性にとってライフステージが大きく変わるタイミング。
大きな大きなライフイベントです。
生活スタイルや働き方、パートナーとの関係が変わることもあるでしょう。
働き方を変えることで収入に影響する一方、赤ちゃんの成長に合わせての支出も頭をよぎります。
これまでどう生きてきたのか、これからどう生きていくのか、経済的なことはもちろん、自分自身の人生と向き合うことを余儀なくされます。
しかも、待ったなしで。
考えること、心配なことが増える中、自分ではコントロールできない体調や気持ちの変化に、さらに不安になっていませんか?
④「この子を幸せにできるかな」という不安
妊娠・出産を経て、その後に続く子育てでも、女性の役割はとても大きなもの。
お子さんに、どんな風に育って欲しいですか?
どんな風に子育てをしていきたいですか?
たくさんの人に愛されて、のびのびと育ってほしい。
好きなこと、やりたいこと、たくさん経験させてあげたい。
マタニティさんに、お尋ねすると、こういったお答えをいただきます。
親子の数だけ、願いも想いもありますね。
一方で、わたしで大丈夫なんだろうか…この子を幸せにできるんだろうか…
不安になったり、落ち込んだり。
ひとりの人間を育てていくという責任の大きさを感じているからこそ、不安になりますね。
⑤陣痛や出産時の痛みへのこわさと不安
出産って、すっごい大変っていうけど、どれくらい大変なの?
どれくらい痛いの…?
陣痛が…
尋常じゃないくらい痛いなんて…
耐えられなかったら、どうしよう…
鼻からスイカって、どういうこと?
特に、初めての妊娠・出産は、未知の体験です。
想像もつかない痛みに、恐れや不安を抱くのは当然。
そんな時に、テレビやインターネット、SNSのネガティブな情報に触れてしまうと…
どんどん、不安や恐れがふくらんでしまいます。
上手に利用しましょう。
心もカラダもママになる準備をしていると前向きに考えてみませんか?
マタニティさんが抱える不安について、いろいろな角度からみてきました。
不安になる理由や原因を知ることも、大切。
- あぁ。だから、わたしは今、こんなに不安なんだな。
- 急に悲しくなったり、不安になったりするのは、妊娠期には起こることで、わたしだけがおかしいわけじゃないんだな。
そう思えたら、少し気持ちも楽になるはず。
あなたは、本当によく頑張っています。
どうぞ、ご自身の心とカラダをいたわってお過ごしくださいね。
次回は、この不安を和らげるヒントをお伝えしていきます。